2007年06月10日 (日) 19:52 | 編集

奄美市名瀬浦上にリュウキュウマツの樹木がある。 このマツの木はなんと樹齢:300年・高さ:約20m・根周り:6.6m・幹周り:4.95mもある巨木で、浦上の小高い山の中、平家の墓のすぐ側にそそり立つご神木なのかもしれない。
浦上は特に昔から平家伝説が伝わる地域で壇ノ浦の合戦に負けた平家がここ奄美まで逃げ延びて来たといわれている。
平資盛は約三年間喜界島に滞在した後で瀬戸内町諸鈍に、合流した弟の
平有盛は浦上に、いとこの平行盛は龍郷町戸口に居城をかまえ源氏の追っ手に備えた。
現在、瀬戸内町諸鈍には大屯神社、浦上には有盛神社、戸口には行盛神社が残っており、他にも家臣を祀る神社や、平家が祀った厳島神社も多数見られる。
また、瀬戸内町諸鈍では、平資盛が住民と仲良くなる為に舞い踊った踊りが原型といわれている国の重要無形民族文化財「諸鈍シバヤ」が現在も行われている。
このような歴史に触ってみると奄美には、いろいろな事があった事、独特の習慣などさらに考えさせられる。
そのせいか奄美には「平」の性が多いのもうなずけられる。
そういう私も、その一人かも知れないと思うと、さらに親しみを感じる。
リュウキュウマツの木の寿命ははっきりとはわからないが、いつまでも墓の側で見守っていてほしいと願う。
奄美での風景や動植物などの撮影や観光に関して興味のある方はご連絡下さい。 案内(ガイド)いたします
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