2007年06月05日 (火) 11:41 | 編集


「ダチュラ」の花を奄美の道端で見かけた。
花はよく見かけるのだが、名前を知らなかったので調べてみると
田中一村の絵「ダチュラとアカショウビン」の中に描かれている。
この形から、英名「エンジェルス・トランペット」とも呼ばれるこの花。
天使のトランペット!色といい、形といい、ぴったりの素敵な名前である!
楽器のトランペットは中学時代に吹いていたが、この花を口にしてはいけない。
別名:曼陀羅花(まんだらげ)
気違茄子(きちがいなす) なんとも意味ありげの名前
和名:朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)
といっても一般的なアサガオとは全く違う種のものだ。
この、常緑小高木のキダチチョウセンアサガオをはじめ、色々な種類があり、マンダラゲと呼ばれる一年草のチョウセンアサガオは、1804年、世界で初めて全身麻酔下による乳ガン摘出の外科手術に成功した華岡青洲が麻酔薬として使ったことで有名である。
しかし、そこは麻酔薬なら一歩間違えれば猛毒というわけで、この花はどこを食べても毒!
食べてしまうと、幻聴、幻覚、妄想、瞳孔散大、痙攣、呼吸困難など、ひどい目に遭うことは間違いない。
やはり、「ダチュラ」」という呼び方の方が、とてもふさわしい気もする。
辞典によると
半耐寒性: 多年草・常緑低木~小高木
分類: ナス科チョウセンアサガオ属
学名: Brugmansia
和名: 朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)
英名: ソーンアップル,エンゼルストランペット
別名: 曼陀羅花(まんだらげ)
気違茄子(きちがいなす)
原産地: 中南米・インド ・中近東
開花時期: 6~10月くらいに咲き、大きなトランペットのような花を沢山咲かせます。
置き場所: 春~秋:日当たりと風通しの良い屋外。冬:明るい室内
土: 腐植質に富んだ、水はけの良い土を好む。一般的には、草花用の培養土か、赤玉土(小粒)と腐葉土の混合土で、植付けの時に、堆肥を十分に混ぜ込む。
水: 春~秋:表面が乾いたらたっぷりと与える。
冬: やや乾燥気味の管理
肥料: 春~秋に、粒状の肥料なら月に一度、液肥なら10日に一度程度与える。
栽培のポイント: 春から秋は十分に日に当て、しっかりと肥料を与る。
冬季は凍らせないように注意。5℃以上を保つ。
越冬後は、4月に新しい用土で植え替えてやると育ちが良い。その時に十分に切り戻す。繁殖は9月頃に挿し木で行う。庭植えの方がよく育つ。鉢植えの場合は大きめの鉢を使う。アブラムシ、ハダニ、ウドンコ病に注意
と以上のことのよう。
くれぐれも、口にしないように注意!!
「綺麗な花には毒がある」このことはいつの世も同じなのだろうか、植物も人間も?
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