2007年06月15日 (金) 23:49 | 編集

龍郷町指定文化財の指定を受けている仏像墓です
龍郷町本龍郷の熊作に、等身大の仏像を刻んだ墓石と破風型の墓石、それに破風型の屋根の部分がぐずれている墓石の3基と塔1基がある。これらは1725年代の墓でゆかりある人々の墓といわれている。
石質は加治木石と見られている。 破風型の墓石のつくりは、県本土入来町の入来院墓地内にある破風型墓石と類似点がある。
当時の奄美にこれだけの彫刻を施した墓石は奄美で見当らない。 昭和40年代後半まで、墓地内は雑草や樹木におうわれ周囲は土砂が堆積していたが、龍郷町教育委員会の計画で、整備が進められて昭和54年12月20日に龍郷町指定文化財に指定され現在に至っている。
いずれも、笠利家十代頃の由緒ある人々の墓と考えられる。
何度も本龍郷には行っていたが、このような仏像墓は見たことがなく圧巻とされた。 今からさかのぼる事約300年も前の墓石や仏像を遠く離れた鹿児島から運んだのか、又、石仏像の見事な彫刻も関心させられる。
観光化(観光公園など)されていない奄美だからこそ、そのままの形で残っているのだろう。 もっと歴史の勉強をしなくては???
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